東京藝術大学と駐日チェコ共和国大使館及びチェコセンターは、このたび東京藝術大学 陳列館において、Borek Sipek(ボジェック・シーペック)の国内初の大規模な企画展「時空をこえたオプティミスト 建築家Borek Sipekの軌跡と作品展」を開催致します。折しも、本年11月は、チェコ民主化のターニングポイントであったビロード革命から、20周年の記念の年にあたることから、その時代からのチェコの文化・芸術や社会情勢の移り変わり、彼が任命された国家施設プラハ城の改装などについて語られる、記念シンポジウムも併せて実施致します。(シンポジウムには、当時を知るチェコの要人も参加する予定です。)

Borek Sipek(1949〜)は、現代プラハ発のデザインを語るとき、なくてはならないアーティストのひとりです。もともと、建築家としてキャリアを積んだ彼が、建物の内装やインテリア、照明器具、ガラス工芸、食器類など、建築物に収まる様々なものへと興味の対象を広げていったのは、自然の成り行きだったのかもしれません。その後元チェコ大統領・ハヴェル氏の絶大なる信頼を得、プラハ城の改装責任者を務めたことで、チェコ・デザイン史に不動の地位を築きます。
近年日本では、チェコの伝統的なガラス工芸のテクニックを生かした、斬新なボヘミアン・クリスタルガラスの制作で知られ、その革新的な作風にファンも増えつつあります。また現在、チェコ、ドイツ、オランダなどを中心としたヨーロッパのみならず、アメリカ、中国でも活動の拠点を持ち、アグレッシブな創作活動を続けています。

本展では、ジャンルにとらわれることなく創作活動に没頭する彼の軌跡を、建築とインテリア、そしてガラス工芸作品を中心として、代表作から新作まで約100点を展覧致します。
陳列館という2層の会場構造を生かしたスペースデザインと、約2mの高さのガラスで制作した木々を階段室に並べ、まるで林の中を登るかの様な、斬新なアイディアを盛り込んだ展示手法により、独特の存在感を放つシーペック作品の数々を、この機会に是非ご体感下さい。


【ボジェック・シーペック作品】(※下記作品が展示されるとは限りませんので、ご了承ください。)

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